七五三、いつやる?満年齢or数え年?その意味とは? [七五三]
昔は、七五三といえば、数え年の3歳、5歳、7歳の11月に行われるのが常識でした。
ところが、最近は、年齢も行われる月も、従来ほど、しきたりにとらわれることはなくなってきているようです。
まず、年齢について、見ていきましょう。
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◆ 七五三は数え年?実年齢? ◆
かつては、地域差もありますが、数え年の3歳と7歳に女の子、3歳と5歳に男の子の七五三をするのが一般的でした。
というのも、元々、七五三は、昔から行われていた行事に由来するからです。
昔は、数え年3歳までは、子どもたちは、髪の毛をそり、髪を伸ばさないのが普通でした。
3歳になると、「髪置の儀」を行い、それ以後は、髪の毛をそらず、伸ばしていくことができます。
それをお祝いする儀式が、3歳の七五三の始まりといわれています。
そのため、男の子も女の子も同じようにお祝いするという地域が多いようです。
次に、5歳ですが、こちらは、男の子の「袴着の儀」が由来といわれています。
5歳からは、男の子は、袴を着けるようになっていたため、そのお祝いの儀式を行っていました。
7歳は、女の子の「帯解の儀」です。
それまでとは異なり、大人と同じ、幅の広い帯を着用する儀式です。
このように、昔の装束や習慣に合わせてお祝いの歳が決められているため、洋服が中心の現代の生活の場合、数え年でも、実年齢でも、特に問題なく行うことができるのかもしれませんね。
最近では、特に、3歳のお祝いは、子どもが小さいと、着物などを長時間着用できなかったりするため、実年齢で行う場合が多いようです。
ただ、1月から3月に生まれた、早生まれの子は、同じ学年の友達に合わせるため、幼稚園や小学校に行き始めている、5歳と7歳のお祝いは、数え年でやるケースもあります。
また、兄弟や姉妹がいる場合は、一度で済むように、どちらかの子どもを早めたりしてお祝いする家庭もありますね。
どちらにしても、お宮参りやお食い初めとは違い、子どもたちも、記憶に残るイベントになるはずですから、家族の意見を聞きながら、思い出に残るお祝いにしてあげたいものですね♪